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今日は、最近、あさだ屋で人気な「水彩系デザイン＋箔押し」をご紹介したいと思います。
最近、印刷＋箔押し名刺で、水彩系のデザインを通常印刷して、そこに箔押し印刷をする、という名刺が多く出てきました。その佇まいに、あさだ屋スタッフは魅力を感じております。
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例えば、こちらのような名刺。宮永様の制作事例です。
デザイナー：宮永瑛人様
仕様：アラベール200kg ウルトラホワイト 通常印刷＋つや消し銀箔
水彩調の、色彩の深さとニュアンスのなかに、つや消し銀の控えめな輝きがあるのが上品で素敵な名刺です。
つや消し銀箔の魅力には、その上品な控えめさと、見る角度によってシルバーに見えたり、白く輝いたりするということがあります。正面から見ると、似た色調で落ち着いたきれいなデザイン。角度を変えると、淡い水彩調の上に、白く、美しく輝き、正面から見た時とはまた違った表情を見せます。
宮永様、素敵な名刺のご依頼、ありがとうございました。
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さて、箔押しでは、その印刷方法の特性上、エッジのきいたラインが、箔で押し込むようにして印刷されるのが特徴です。そのため、はっきりとしたデザインを得意としています。
はっきりした線は印象が強く、かっちりとした印象を与えやすいです。そのため、デザインを制作するときに、硬い印象になってしまって、もう少し柔らかさを出したい！と思うこともあるのではないでしょうか。
そんなときには、有機的な線を使ったり、余白を有効に活用したり、紙や箔の種類・色の組み合わせに気を使うなど、様々な方法で、柔らかさを演出していきます。そんな効果がある手法の一つが、今回ご紹介する、水彩系のデザインを箔押しと合わせることです。新アトモス名刺への印刷も、同じような効果がありますね。
水彩系のデザインは、境界線を曖昧にすることができて、色で様々なニュアンスを感じさせることができる、柔らかく、色彩的な深みのある表現方法です。
その水彩系デザインの柔らかさと、箔のはっきりとした強さ。それらが組み合わさることで、水彩独特の抜け感がありつつもエッジのきいた力強さのある、やわらかさと硬さの対比が美しいデザインになります。
デザインは、引き算が大切とされています。力強い箔押しの中で、水彩という表現方法がうまく力を抜いてくれるのです。
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ところで、箔押しはエッジのきいた線が特徴的だと、上でご紹介しました。ですが、通常印刷でも、エッジのきいた線は出せます。それでは、ここで箔を使う魅力には、どのようなものがあるのでしょうか。
まず、質感の違いです。印刷のマットな面に、印刷とは違う質感の箔がキラキラと輝きます。その、種類の違う質感と素材がアクセントになり、よりデザインに奥深さをもたらします。
次に、印刷方法として、箔を版で直接押し込む、という物質的な深みがあります。ぐっと押して印刷されていることで、確かにそこに存在しているような、そんな感覚があります。
あさだ屋では一つ一つ手押しで印刷しているので、それぞれに微妙なずれがあることもあります。それも、手押し印刷ならではの味です。
そんな奥深さのある箔押しと、色彩的な奥深さがある水彩。このふたつの奥深さが合わさることで、存在感のある、素敵な名刺になります。
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ここで、水彩＋箔押しの表現方法の一部を紹介したいと思います。
①画面に大きく水彩が広がっており、その上にメタリック箔で印刷する
ここでおすすめするのは、つや消しの箔。落ち着いた水彩調の画面に、落ち着いた艶消しの箔が控えめに輝き、とても上品な仕上がりとなります。
②水彩風のイラストと、その余白にメタリック箔で文字やイラストの一部を印刷する
水彩のぬくもりの中に、箔という上品な素材が輝き、画面上の表現に幅ができます。
③水彩風のイラストの上に、そのイラストの一部として箔を効果的に印刷する
こちらは、イラストの表現の幅が大きくなります。イラストのアクセントとして箔が輝いて、魅力的です。
④水彩風のイラストに顔料箔で印刷する。
顔料箔は、ほぼツヤのない、マットな質感です。そのため、水彩イラストと合わせると、絵本のような、あたたかい印象になります。
そして個人的に見てみたいのは、厚めの柔らかい紙に箔押しをして、そこに一枚一枚自分で水彩の色をのせていく、一枚一枚が違う、アートな名刺やカード。草木染を紙に施してみるのも面白そうです。自然の色と箔という組み合わせは、どのような印象を見せるのでしょうか。想像するだけで楽しくなってきます。
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今回ご紹介するのはここまでですが、他にも面白い箔と水彩デザインの組み合わせはたくさんあると思います。
ぜひ、思い思いに、箔を使用した表現方法を探って、楽しんでみてください。
以上、印刷＋箔押しの商品で制作することができる、最近あさだ屋で人気のデザイン「水彩系デザイン」のご紹介でした。
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