モノクロ(白黒)のお洒落な年賀状 箔押し編

毎年の大イベント、お正月。
年末が近づくとたくさんのデザイナー様から年賀状のご依頼をいただきます。
素敵な年賀状たちを、あさだ屋社員一同いつも楽しませていただいております。

箔色と紙の組み合わせでさまざまに雰囲気を変える箔押し。
中でも、箔押しの魅力「紙に押し込んで印刷するため、印刷部が凹んで、紙の表情を変える」
という点が引き立つ組み合わせのひとつに、「モノクロ(白黒)」という色づかいがあります。

今回はこの「モノクロ(白黒)」をテーマに、年賀状をご紹介していきたいと思います。

モノクロの、箔押し年賀状の事例のご紹介

クッション紙×顔料黒箔

(M様の制作事例

クッション紙にマットな顔料黒箔で、活版印刷のような雰囲気のある組み合わせでご注文いただいたM様の年賀状です。

クッション紙は厚みがあり空気を含んでいる紙なので、箔押しの「凹み」をしっかりと出すことができます。
また、「クッション」と名にあるとおり、柔らかな表面の紙なので、
マットな顔料黒箔と合わせると、あたたかな雰囲気が出ます。
そんな紙と箔の組み合わせで、素敵なイラストお二人のイラストを加工しました。

有機的な線の柔らかさと紙と箔の柔らかな印象。
一方でスタイリッシュな印象もあるイラストと、白黒のはっきりとした色遣い。
絶妙にマッチしていて、とても素敵です。

クッション紙×顔料黒箔×空押し

(株式会社ディーアンドアイ 中野大介様 の制作事例)

クッション紙×顔料黒箔は、とても相性が良く、人気な組み合わせです。
そこに、空押し加工という、箔を載せずに凹ませる加工を施す形でご依頼いただきました。

2018年は戌年。雪に戌の足跡が残っているような、素敵なデザインです。

空押しは、派手さで言えば控えめな表現です。
この足跡のひっそりとした美しさを主役として受け取ることができるのは、
綺麗でシンプルなデザインや凹みが出る紙の選択などに加えて、
落ち着きのある顔料黒箔を使用されていることも理由のひとつかもしれません。

クッション紙×パール箔

(株式会社ISSO様 の制作事例)

こちらの年賀状は、クッション紙にパール箔の加工でのご依頼をいただきました。

パール箔は、半透明で箔の輝きを持つ箔。
他の箔のように、くっきりした色は出ませんが、控えめな主張と輝きがとても美しい箔です。

特に白い紙との相性は抜群です。
空押しより存在感のある印刷面で、パールのように輝く、空押しとはまた違った美しさがあります。

白を基調とした美しいデザインで、「戌」の筆文字とメッセージがパール箔がしっかりと輝く、素敵な年賀状です。

GAファイル450kg(グレー)×顔料黒箔、白箔

(株式会社ハイフン 臼井純 様 の制作事例

こちらはグレーのGAファイルという紙に、白箔と顔料黒箔で加工の依頼をいただいた年賀状です。

目を引くのは何より、トリックアートのような、美しく楽しいデザイン。
白箔が上なのか、黒箔が上なのか。
折り重なったデザインと形が見ていてとても楽しいです。

白・黒・グレーの3色で構成されていて、メリハリのある色遣いです。
とてもスタイリッシュな印象に仕上がりました。

 

今回ご紹介させていただきました皆様、素敵な年賀状の作成をご依頼いただき、誠にありがとうございました。

モノクロと箔押し

落ち着きがあってスタイリッシュな印象のあるモノクロの色づかい。
一方で、スタンダードな色遣いとも言えます。
白い紙に黒の印刷は一般的で、私たちが最も目にする印刷物の色なのではないでしょうか。

そのシンプルな色遣いは、色を強く主張しないので、色以外の要素を引き立たせる効果があります。
例えば、デザインや、紙の表情などです。

箔押しには、

「“箔”が輝く美しい印刷」

「押し込むように印刷するので印刷部が凹み、紙の表情が変化し、豊かになる」

といった大きく2つの特徴があります。

「モノクロ」という色遣いは、前者の「箔の輝き」こそ控えめですが、
その分後者の「紙の表情の変化」をより引き立たせる側面があります。

箔のキラキラした印象に隠れがちですが、箔押しはその「紙の表情の変化」も魅力のひとつ。
個人的な感想ではありますが、モノクロの箔押しは、そういった印刷のニュアンスを魅せるところが
上品で素敵な色づかいのように思われます。

 

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