空押し加工とは、箔押し用の版で、上から紙に対して圧力をかけるだけの加工です。
浮き出し加工との違いは、浮き出し加工はオスとメスの版、凸凹の版を2種類作成します。ですのではっきりくっきり仕上がります。
空押し加工はオス凸の版しか作成しません。
写真はGAファイル紙に強圧加工 ※裏面にうっすらと影響しています。かなり圧を加えているので、はっきりとでてはいますが、裏面が美しくないためおすすめしていません。それでも良い!という方に限りご案内しますが、基本はやりません。
空押し加工で強圧で裏面に影響させない範囲ですと、このくらい圧が普通です。空押し加工の場合、裏面に影響しているのは、あまり美しいとはいえません。あさだ屋でおすすめしている圧はこちらを推奨しています。強圧加工でご依頼いただく場合は、こちらで仕上がってくることを想定してください。
<条件>
強圧加工での空押し加工には条件があります。
1.厚紙であること 2.紙が柔らかいこと
実はこの2つ。紙がかなり限定されてきます。
あさだ屋で紹介している紙の中でもOKなものをご紹介します。
<空押し加工がおおよそできる紙>
クッション紙0.6mm
GAファイル450kg以上 ※薄い色の紙は目立ちにくいです。
グムンドコットン紙210kg以上
<そのほかの対応策>
上記以外の紙はほぼ、空押し加工は不向きと思ってください。
それでも、“どうしても凹ませたい!”という方は、デボス加工(浮き出し加工の逆)をお問い合わせください。
はっきりくっきりと凹みます。
“ほかとの少しの差がほしいんだ!”という方は透明箔をご使用ください。
強圧加工だけでは、全く目立ちませんが、透明箔を間にいれることで、凹んでる!という雰囲気がでてきます。
<注意点>
空押し加工は、上から、圧力を加えただけのものです。裏面にうっすらと響きます。
※浮き出し加工とはことなりますのでご注意ください。浮き出し加工ははっきりとくぼみます。
こちらご了承の上でお問い合わせくださいませ。
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