箔押し職人が書く 職人の手仕事 vol.1 名刺編
手仕事...こんな時代に手仕事?と思われる方もいらっしゃることでしょう。
その中で、手仕事やハンドメイドと考えると色々思い浮かんでくるかと思いますが、箔押し印刷あさだ屋でも箔押し加工を職人が手作業にて一枚一枚加工しております。
箔押しとは...過去のコラムを読んで頂ければわかると思いますが、今回は「職人の手仕事 名刺編」と題して、職人が普段たくさんの名刺を箔押し加工していて思うことを綴りたいと思います。
平成から令和へと時代が移り、益々デジタル化される日々の中で、紙の名刺を交換し合うというアナログな儀式は今もなお全く絶えることはありません。
そんな中で、名刺にもっと流行りやセンスや個性を生かしたい...そんな時には、箔押し印刷の名刺はいかがでしょうか。
楽しい出会い
我々職人は日々箔押し加工をする中で、たくさんのお客様の名刺との出会いがあります。
職人の目視にて文字が真っすぐ平行か、箔がきれいにのっているかなど完璧な状態に紙と箔を合わせ、一枚一枚箔押しする中で、
「かわいい」「かっこいい」「面白い」「ナイスセンス」「個性的で素敵」だなぁとたくさん感動しながら加工しております。
そう、職人にとって一枚一枚手をかける箔押し加工は、とても楽しい出会いなのです。
組み合わせ無限大
たくさんの紙の種類、箔色がありますので、時には職人としてお客様のデザイン、雰囲気に合わせた紙や箔色を選んでサンプルをお付けさせて頂くことがあります。
紙と箔との組み合わせは無限大です。
あさだ屋との出会いを機に色んな組み合わせを楽しんで頂けたらと思います。
そして、また素敵な名刺を作るお手伝いをさせていただけましたらとても幸いです。
人の温かみを感じる
高熱の機械に向かい加工する職人は、名刺を渡す方が、「箔押し印刷の名刺にしてよかった」
そして名刺を頂戴する方が、「目を引き印象に残るように」
とその先の先までもを想像しながら心を込めて箔押しを行っております。
アナログならではの手仕事とは、そういった人の温かみが感じ取れる仕事だなと日々実感しております。
最後に
これからも素敵なご縁に感謝して、たくさんの方々の箔押し加工に携われたら幸いです。