年賀状にまつわる豆知識

今年も残りわずか、もうすぐお正月を迎えますね。
皆さんはもう年賀状は出されたでしょうか?
忙しい時期、慌ただしく準備中の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は年賀状にまつわる豆知識をご紹介いたします。

◆「元日」と「元旦」の違い

年賀状によく使われるワードとして「元日」「元旦」があると思います。
ではこの2つの違いはなんでしょう?
いったい何が違うのかぱっと浮かばない方も多いのではないでしょうか?
「元日」とはその年の最初の日、つまり1月1日のことを指します。
一方、「元旦」は諸説ありますが、1日1日の朝、午前中を指すと言われており、
「元旦」の「旦」の字が地平線・水平線から太陽が登る様子、つまり日の出を表しています。

◆賀詞の持つ意味

年賀状でよく使われる賀詞として、「謹賀新年」「恭賀新年」「賀正」「迎春」「寿」「福」などといった
文字を使われるのではないでしょうか?

「寿」=めでたいこと、祝い、よろこび 「福」=さいわい、幸せ、幸運
「賀正」=正月を祝う 「迎春」=新春を迎える

などといった意味があります。
つまり、これらの文字には相手に対する敬意や丁寧さに欠けるため、
友人や同僚など親しい間柄や目下の相手には使えるが、目上の相手に対してはふさわしくありません。

では、目上の相手のにはどういった賀詞が適しているのでしょうか?

「謹賀新年」=つつしんで新年をお祝いいたします
「恭賀新年」=うやうやしく初春をお祝いいたします

といったように「謹賀新年」「恭賀新年」などは丁寧さもあり、敬意も表されるため、
目上の相手に使うことができます。

◆まとめ

いかがでしょうか? 毎年、年賀状に使っている文字にこんな意味があったんですね。
私も正直言うと、文字のデザインやイメージで選んでいることの方が多かったです。
まだ年賀状を出していないという方はこれを機に、
もう出してしまったという方も来年は言葉の意味を踏まえて年賀状を作れるといいですね。

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