空押し加工とは
空押し加工とは、箔押し用の版で、上から紙に対して圧力をかけるだけの加工です。
浮き出し加工との違いは、浮き出し加工はオスとメスの版、凸凹の版を2種類作成します。
そのため、はっきりくっきり仕上がります。
空押し加工はオス凸の版しか作成しません。
裏面への影響について
《GAファイルグレー450kg強圧加工・裏面に影響している場合》
写真はGAファイル紙に強圧加工したものです。裏面にうっすらと影響しています。
かなり圧を加えているので、はっきりと出てはいますが、裏面が美しくないため、おすすめしておりません。
それでも良い!という方に限りご案内いたしますが、あさだ屋では基本的に加工いたしません。
《GAファイルグレー450kg弱圧加工・裏面に影響させない場合》
空押し加工で裏面に影響させない範囲ですと、このくらいの圧が普通です。
空押し加工の場合、裏面に影響しているのはあまり美しいとはいえないため、
あさだ屋ではこちらの圧をおすすめしています。
空押し加工でご依頼いただく場合は、こちらで仕上がってくることをご想定ください。
空押しの条件
空押し加工には条件があります。
1.厚紙であること 2.紙が柔らかいこと
実はこの2つ。紙がかなり限定されてきます。
あさだ屋で紹介している紙の中でもOKなものをご紹介します。
《空押し加工がおおよそできる紙》
クッション紙0.6mm
GAファイル450kg以上 ※薄い色の紙は目立ちにくいです。
グムンドコットン紙210kg以上
《そのほかの対応策》
上記以外の紙はほぼ、空押し加工は不向きと思ってください。
それでも、“どうしても凹ませたい!”という方は、浮き出し(エンボス)加工をお問い合わせください。
はっきりくっきりと凹みます。
“ほかとの少しの差がほしいんだ!”という方は透明箔をご使用ください。
空押しだけでは、全く目立ちませんが、透明箔を間にいれることで、凹んでる!という雰囲気がでてきます。
注意点
空押し加工は、上から圧力を加えただけのものです。裏面にうっすらと響きます。
※浮き出し加工とは異なりますのでご注意ください。浮き出し加工ははっきりとくぼみます。
こちらご了承の上でお問い合わせくださいませ。